一貫処理システム
タケエイの一貫処理システムは、
1. 廃棄物の収集運搬
2. 選別・破砕・圧縮等の中間処理による再資源化・エネルギー化
3. 選別残さの最終処分等
の3つのステージから構成されています。
特にリサイクルの要である「再資源化・エネルギー化」では、廃棄物を再生品として蘇らせる「マテリアルリサイクル」と、木質バイオマスや再資源化用可燃物から熱エネルギー等を回収する「サーマルリサイクル」を積極的に推進。協力企業などと幅広く連携しながら、先進的な廃棄物の資源循環システムを構築しています。また、再資源化の困難な選別残さについては、厳格な安全管理体制による最終処分場等で、適正な処理を行っています。
タケエイでは、再資源化に力を入れた高い品質の一貫処理システムを実現することで、お客様にご満足いただける万全の態勢を整えています。
※お客様より委託された廃棄物処理サービスを完結するにあたり、リサイクル不可能な選別残さの二次処理を、廃棄物の性状に合わせて、外部へ委託するケースがあります。外部処理先の選定にあたっては、処理先を厳格に調査・検討しています。選定後も、書類の確認だけでなく、処理工程の現地確認等、定期的に実施しています。
リサイクル品のゆくえ
タケエイグループのリサイクル工場に集められた廃棄物はさまざまな工程を経て細かく選別され、品目に応じて適切に処理された後、リサイクル品として生まれかわります。土木資材、バイオマス発電施設の燃料材、各メーカーにおける製品の原料等、皆さまの生活に関わるさまざまなところで再利用されています。
土木資材(再生砕石:RC-40、砂品等)生産量 |
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コンクリートは砕いて再生砕石に、廃棄物中に含まれる土砂等は精選別で細粒品にします。これらは、建設業者等で、路盤材や埋め戻し材としてリサイクルされます。 | ![]() |
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バイオマス
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木くずは、一定の規格サイズ砕いて木質チップにします。主にバイオマス発電施設の燃料材として、また、パルプ原料、製造工場での発電やボイラー用の燃料材として利用されます。 | ![]() |
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鉄・非鉄原料生産量 |
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金属くずは、分解や切断等の処理を行い、鉄・アルミ・ステンレス・銅などに分けます。製鉄メーカーや非鉄メーカー等で製鉄・非鉄金属の原料としてリサイクルされます。 | ![]() |
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石膏ボード原料生産量 |
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廃石膏ボードは、特殊な処理を行い石膏粉と紙に分けます。分離させた石膏粉、および一部の廃石膏ボードは、石膏ボードメーカーで製品原料としてリサイクルされ、再び石膏ボードに生まれ変わります。 | ![]() |
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廃棄物発電・サーマルリサイクル燃料生産量 |
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混合廃棄物を選別機(風力選別、振動・回転フルイ等)で選別し、比重が軽いものを可燃物として圧縮処理します。廃棄物発電施設や熱回収等を行う焼却施設で燃料材として利用されます。 | ![]() |
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セメント燃料生産量 |
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廃プラスチック類や可燃物のうち、塩素の含有率等の品質基準を満たしたものについて、破砕・圧縮処理等を行います。セメントメーカーで製造時の燃料材として利用されます。 | ![]() |
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製紙原料生産量 |
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段ボール、その他の紙類は、異物を取り除いたうえで、主に圧縮処理を行います。製紙メーカーで製紙原料としてリサイクルされます。 | ![]() |
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再生プラスチック
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ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなど特定の素材の廃プラスチック類は、破砕・圧縮・減容固化等の処理を行います。プラスチックメーカーで製品の原料としてリサイクルされます。 | ![]() |
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製鉄副資材
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廃棄物処理工程で発生する粉じん(ダスト)は、他の廃棄物と混合そ成型してエコ・フォームとなり、製鉄工程の「転炉」における添加剤(フォーミング抑制剤)として利用されます。 | ![]() |
※製鉄メーカーと共同開発し、2009年に特許取得 | |||
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(平成26年3月期実績) |